実用的なテントの選び方
槍、穂高、白峰三山などの夏山でテント泊をする場合、エアライズ2がおススメです。
珍しいテント、カッコイイテントがありますが、3,000m級のテント泊登山では風雪に耐え、設置撤収がしやすく軽量であることが最も重要であると思います。
★入口が短辺側にある。
奥穂高山荘の雛段状のテント場では短辺側の出入り口はとても利用しやすいです。夜中に下の段に落っこちる心配はありません。
お友達を連れてテント泊する場合、エアライズ2であれば2人で就寝可能であることはもちろん、出入りする際にもお互いを干渉することなく自由に出入りすることができます。
エアライズ2と同時に、ザックに収納しているのがスーパーライトツェルト1です。超軽量ツェルトです。私は冬山はやらないのでビバーク用に折り畳み傘と共に持ち歩いています。
先日の「たったかビワイチ212km」の野宿にも利用しました。
ライズ1、エマージェンシードームなどの魅力的なシェルターもありますが、ビバーク用・野宿用として考えた場合、軽量ですぐに設置できることが最重要項目です。
ツェルトの張り方で検索するとポールを使ったり木の枝を使ったりしてテント風にツェルトを張る方法を解説しているページが出てきますが、ビバークや野宿においては、そんな悠長なことをやっているよりも、ツェルトをザックから出してその中に入り、ツェルトの中でザックから折り畳み傘を出して頭部で開き、必要に応じてエスケープライトヴィヴィに潜り込む、という段取りがスマートです。撤収もめちゃくちゃ早いです。
カタチ(形状やマニュアル通りのやり方)にこだわるのではなく、「目的」をいかに早く達成できるかを考えて行動したいものです。この場合の「目的」とは安全で素早く休憩体勢に入ることです。
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